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2021年のNHK大河ドラマは「青天を衝け」です。その主人公は、新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」です。「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わりました。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれています。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開きました。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢は、生涯青春の人でした。今回は、ドラマの主人公となる渋沢栄一に関する作品をご紹介します。以下の作品はいずれもサピエ図書館に所蔵しています。このほかにも現在製作中の図書がありますので、お気軽に図書館までお問合わせください。

 

1.お札に描かれる偉人たち

-渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎-

楠木誠一郎

2024年(令和6年)に変わるお札の肖像画のモデルとなる渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎は、いつの時代に何をした人たちなのか。その偉大な足跡が、今日の日本にとってどれだけの意味をもっているのか。3人の人生を辿る。

2.君から動け。

-渋沢栄一に学ぶ「働く」とは何か-

佐々木常夫

時機は気長に待て、実業は「仁」を根本とせよ、習慣をあなどるな−。「日本の資本主義の父」渋沢栄一の残した言葉や思想の中から24項目を選び、その言葉の意味や背景を掘りさげつつ、ビジネスの観点から具体的に解説する。

3.激流

-渋沢栄一の若き日-

大佛次郎

激動の幕末、攘夷運動に奔走するも幕府側につき徳川慶喜に仕えた渋沢栄一。日本資本主義の礎を築く巨人へと成長させた、パリ万博使節団に随行し西欧の真髄を知るまでの、彼の若き半生を描く。

4.声に出して読む渋沢栄一「論語と算盤」

斎藤孝

私利私欲に縛られずに経済興隆に関わった渋沢栄一。「正しい道理あってこその富」「好調なときこそ気を引き締める」「習慣と人格は一心同体」など、世紀を超えた名著の神髄を、現代に引き寄せて解説する。

5.渋沢栄一 

-「日本近代資本主義の父」の生涯-

今井博昭

豪農に生まれ、25歳で一橋家に仕え、幕臣として近代ヨーロッパの列強を見聞し、大蔵省官僚、実業家となった「日本近代資本主義の父」渋沢栄一。彼の人生を転換させた人々との人間模様を見つめながら若き日の生きようを追う。

6.渋沢栄一逆境を生き抜く言葉フォームの始まり

渋沢栄一著 池田光解説

激動を駆け抜けた生きざまとは? 失敗したときの「身の処し方」とは? 明治維新、関東大震災の復興に尽力し、ドラッカーが絶賛、サンデル教授を先取りした「日本資本主義の父」渋沢栄一の人生哲学を読み解く。

7.渋沢栄一人間の礎

童門冬二

日本資本主義の父・渋沢栄一。平岡円四郎との出会いが彼の運命を変える。パリで学び帰国した彼は、士魂商才を掲げ、「論語とソロバン」の精神で500を超える事業に関わる。現代に通じる経済の礎となった男の生涯を描く。

8.幕末の志士渋沢栄一

安藤優一郎

幕末の激動期に青年期をおくった渋沢栄一は、藩に属さない「草莽の志士」の一人であり、尊王攘夷の運動に身を投じた。栄一の知られざる青年期を追いかけることで、日本資本主義の父が見た幕末維新の歴史に光をあてる。

9.渋沢栄一

-雨夜譚/渋沢栄一自叙伝〈抄〉-

渋沢栄一著

日本の資本主義的基盤を確立させた実業家・渋沢栄一。第一国立銀行、王子製紙、大阪紡績など、五百余りの会社を設立した、その業績をたどる自伝。

10.伝記小説・渋沢栄一 

-財界のフロンティア-フォームの始まり

山田克郎

フロンティア・スピリットをもって、幕末から明治の世を生きた、渋沢栄一。令和の新1万円札の顔になる、明治財界を代表する大立て者・渋沢の波乱に富んだ一生を描いた伝記小説。

 

 
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